《MUMEI》

「……なぁに?…これ?汚な過ぎじゃないかしら」

「…………ι」



父さん達と離れてから
僕と姉ちゃんは、
所々剥がれている白い階段を上り、奥から3番目の部屋の鍵を開けて入った。


見た目もまぁまぁ酷かったが、中身も負けてなかった…ι



「あぁ―。ホント腹立つなぁ、コラァ」
「姉ちゃんキャラ崩れかけてるよ」


姉ちゃんは、以外と綺麗好きだからホコリっぽいこの部屋を見るなり機嫌がかなり悪くなっている





笑顔が半端なく怖ェ…






「と、とにかく鞄とか置こうよ姉ちゃん!」

「……そうね……」



怖えぇぇぇぇぇッ!!!







僕は、急いで靴を脱ぎ捨てて…「蓮、靴は、ちゃんと揃えてからにしなさい」


「……………はぃ…」


姉ちゃんのどす黒いオーラが恐ろしすぎて、素直に従ってから居間に行った…。

玄関からすぐに居間で、その左隣に一つ部屋があり、右隣には、台所と少し小さい部屋がある。一番はしっこにトイレと風呂が付いてあった。



うわぁ…幽霊とか出そうなんですけど……



薄暗い部屋をキョロキョロと見渡し、つい嫌な妄想が膨らんでいく

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