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《MUMEI》 美樹「何、怒ってるの？」 真樹「美樹！あんた、何してたのよ！」 美樹「フェラチオよ」 真樹「何でするのよ！」 「今日あったばかりの人と！！」 美樹「雅治に言われたからよ」 真樹「それがおかしいって言ってるの！」 「道具なの、姉さんは！」 美樹「そうよ」 真樹「！……それでいいの？！」 美樹「ええ、いいのよ」 真樹「………」 何か言いたそうだが、言葉が出ないようだった 雅治「俺達には、俺達の形がある、…」 「お前が口を挟む事じゃない…」 真樹「…みんな…おかしいよ…狂ってるよ…」 雅治「そう思うのも、お前の自由だ…」 俺は席を外し、美樹と真樹を２人きりにさせた ２階で調べ事があったからだ… 夜明け前、３階に戻ると 美樹と真樹は、まだ、話し込んでた 真樹「ねぇ、雅治さんは、お姉ちゃんを好きじゃないの？」 雅治「今は、仲間かな…」「目的達成の…」 「大事な、道具であり、部下だな」 真樹「…愛は…ないの？」 雅治「俺の中に無いんだよ…愛というものが…」 真樹「……」 美樹「私なりに、説明したんだけどね…」 雅治「わからないだろうな…」 真樹「…」 雅治「笹木を好きなのか？」 真樹「…」 雅治「ほんとに、好きなのは？、兄か？弟か？」 真樹「…」 雅治「わからないか…」 「なぁ美樹、何で、お前、真樹の彼寝取るの？」 美樹「寝取るって……まぁ、そうだけど……」 雅治「孕んだの、弟の方だろ？…」 美樹「…うん…」 「……」 「初めは寝取った訳じゃないよ…」 「向こうから言ってきたから…」 「私も、ちょっと好いなって思ってたし…それで…」「２人で、真樹に話に行ったの…」 雅治「で、何で、弟と？」 美樹「真樹と弟の方が付き合い出して直ぐに…」 「兄の方が真樹を…無理矢理…処女奪ったって…」 真樹「変な言い方しないでよ……指入れられただけだよ…それに、私と付き合ってた頃だよ…」 美樹「えっ？…」 真樹「お姉ちゃんの勘違いだよ…それ……」 美樹「だって、責任とれって…」 真樹「何のよ…？」 美樹「そのせいで、真樹がやらしてくれないからって…一度だけでいいからって…」 真樹「バカじゃない！それでしちゃったの！」 美樹「だって、真樹を傷つけて…奪っちゃったから…」 「一度だけなら…って…」 雅治「その１度で妊娠か？…」 真樹「騙されたんだよ、姉ちゃん…」 雅治「騙されたのは真樹も同じだろ…」 真樹「えっ？」 雅治「兄弟そろって、姉妹を騙したんだよ」 真樹「…」 美樹「…」 雅治「真実はどうあれ、そう思えなかった、 お前ら姉妹が悪い…… 人のせいにばかりしてるから、ダメなんだ！」 真樹「…だって…」 雅治「今回もそうだろ！」 真樹が泣き出した 前へ |次へ |
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