《MUMEI》 頼視点(あ〜面倒臭いな) 「こんなもんか?」 俺は、鏡を見て確認した。 今回の劇の時代は、明治から大正の日本 普通、外国人の執事なんかいない。 (祐也もカラコンするみたいだしな) 俺はカラコン+ヘアスプレーで、黒髪黒目に変身しなければならなかった。 ちなみに、ここは、合宿所内の脱衣所。 髪を染めるなら、ここでと部長に命令されたのだ。 (着替えもここでしたかったな) 『空き教室から出てきた方が、宣伝になるの!』 部長にそう言われ、却下された。 そして、俺は言われた通り、空き教室で他のヤロー共と一緒に着替えた。 (祐也がいないとつまらないな) エイミー以来の、俺のお気に入り。 早くエイミーに会っていろいろ確認したいが (命は惜しい) 俺だって、果穂さんは怖い。 [よし、張り切って祐也にセクハラするか] 俺の呟きは英語だったので、皆不思議そうにしただけだった。 いよいよ、劇が始まる。 前へ |次へ |
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