《MUMEI》 一つは、 俺から。 後の2個の箱は、 那加の両親から。 「‥何‥?」 「プレゼント」 「プレゼント‥?」 「ぁぁ」 「──ありがと‥」 那加は、 おずおずと受け取って、 一つづつを見比べた。 「開けていい‥?」 「ぁぁ」 俺が答えると、 那加は早速── 一つを開けた。 「わぁっ──」 その中に入っていた物を見るなり、 那加は歓声を上げた。 「ワンピース!」 それは、 俺が選んだプレゼントだった。 色々考えて、 ヌイグルミとかと迷ったんだけど‥ やっぱり、 お洒落っぽい物がいいかな、 と思って── 1週間位かけて選んだ。 前へ |次へ |
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