《MUMEI》 *何か怠いなぁ〜… 頭が痛い…。 電信柱の痛みが…今更襲ってくるなんて予想外。 私は ボーっとしながら窓の外を眺めていた。 ………しかも眠い。 昨日寝たの何時だったっけ…。 「こら!!倉本!!話聞いてるのか??」 先生が馬鹿みたいに大きな声で私を呼んだから… 生徒たちは一気に私に注目。 ちょっと、先生の馬鹿! 私、恥ずかしいじゃん!! 地味な女の子が注目されるの苦手っていうのは基本でしょ!! 漫画読まないの!? 「いくら学年トップの成績でも…授業中の集中力が足りないんじゃなぁ…」 やだやだ!! 成績落ちたら、私の存在価値がなくなっちゃう――ッッ!! 「せっ先生……ちょっと頭が痛くて…」 「え??大丈夫か??」 「保健室……行ってもいいですか??」 「いいが……今日、養護の先生いないぞ?」 「平気です……ちょっと寝たいだけですから」 . 前へ |次へ |
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