《MUMEI》 「‥買い過ぎやん」 「こん位食わねーと持たねぇじゃん? つーかお前少な過ぎじゃね?」 「ん‥そか?」 オレが買うたんは、オニギリと烏龍茶。 辰哉が買うたんは、惣菜パン3つとオニギリ2つに炭酸飲料。 「お前‥ホンマによう食べるなぁ」 オレがペットボトルのキャップを捻りながら言うたら、辰哉は苦笑した。 「ほら、やるよ」 「ん‥」 焼きそばパン‥? 「それだけじゃぜってー寝ちまうだろーからさ」 「せやけどお前のやん、これ」 「ダチなんだからさ、こん位当たり前だろ?」 涼はオレにそない言うて、炭酸を飲み始めた。 前へ |次へ |
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