《MUMEI》

「どれがいいかなぁ」

「合格祈願のはともかくさ‥何も安産のまで選ばなくても‥」

「けどやっぱり──必要だろ?」

「いつかは、ね」

「分からないぞ?」

「ハイ‥?」

どういう意味でしょうか、

それは‥。

「よし、これとこれにしよう」

「やっぱり安産のも買うんだ‥」

「おう♪」

「───────」

あたしはただ、

苦笑するしかない。

先生は御守を買ってから、

またあたしをお姫様抱っこして境内を出た。

「先生、あたし歩けない訳じゃないんだから降ろしてよ‥」

「いいだろ? 恋人なんだから」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫