《MUMEI》

「〜〜〜〜〜〜‥」

結局、

降ろしてはもらえないまま‥

また公園に戻って来た。

「静かだね──誰もいないや」

「その方が好都合だけどな」

「?」

「俺とお前の2人きり──だろ?」

「!?」

目が妖しくなってんですけど‥。

「シロ‥?」

「冗談だって」

「──────‥」

脅かさないでよ‥。

「ていうか、話聞かせてよ──」

「ぁぁ‥そうだったそうだった」

「忘れっぽいなぁ‥」

「悪い悪い‥」

先生は、

咳払いをすると──

遠い空の向こうを見て、

話し始めた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫