《MUMEI》 挙式の予定【詩郎side】□■□ 「俺が丁度──お前と同じ高2の時‥俺はある女子の事が好きだった」 『ねぇ、春日井』 『? ──!!』 『何読んでるの?』 『‥し‥詩集を‥』 『へぇ〜、面白そうじゃん』 『お前、何でここに‥?』 『たまには屋上もいいかな、って思って。──邪魔?』 『いやっ、全然‥』 『じゃあちょっといるね』 『‥ぁぁ‥』 『あれ、今からお昼?』 『ぁぁ、そうだけど‥』 『好きだね──それ』 『?』 『チョコレートシロップ』 『甘党なもんで‥』 『へぇ、そうなんだ──』 前へ |次へ |
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