《MUMEI》 「‥‥‥日向?」 「───────」 ふわふわするような、 不思議な感覚がして‥ 俺はぼんやりとしていた。 「ひーなーたっ」 「‥ぁ‥」 那加の声で、 我に返った。 「どうしたのよ日向?」 「‥‥‥ぃゃ‥」 ただ‥ いきなりで、 かなりビックリした‥。 「日向ぁ」 「‥?」 「‥眠くなっちゃった‥」 「‥‥‥ぇ、那加?」 そういえば、 もう11時を過ぎている。 大抵10時には寝ている那加が、 眠くないはずはない。 「お休みなさいませ、姫サマ──」 俺は、 那加をお姫様抱っこして、 病室に連れて行った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |