《MUMEI》 「あ、そんな事前に話してくれたよね」 「少しだけ──だけどな」 「だから好きなんでしょ? あの詩」 「ぁぁ、それもあるけど──」 「あるけど?」 「何だろ──上手く言えないけどさ、惹かれるものがあった、というか」 「へぇ──」 「で、その詩についても少し話したりしてな」 「その人には彼氏とかいたの?」 「た‥ぶ‥ん‥いなかったと思うけど──」 「なら告っちゃえば良かったのに」 「いや、それがさぁ‥」 「?」 「越してっちゃったんだよな、いきなり」 「嘘っ!?」 「いや、本当に」 前へ |次へ |
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