《MUMEI》
**
「迷惑??そーなの??愛梨菜チャン」


「え…」



「顔を見れば分かるだろ!!倉本さんみたいに真面目な人はお前みたいな奴に言い寄られんの苦手なんだよ!!」





素敵です――――――ッッ!!


今井くん!
あなたは神ですか!?





「倉本さん!!こっちにおいで!!」


「でも…」





何されるか分からない!


ここで今井くんの方に行けばどうなるか分からない!





「愛梨菜チャン…??行けば??」


「え!?」


「今井が呼んでるよ??」


「あっ…はい…」





私は岸本 陽翔から離れて、今井くんの方へと走った。





この時、彼が後ろで………













「後でお仕置き……だな♪」













って、
にやけながら言ったことに








気づきもせずに……。










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