《MUMEI》

「ぁ、そうだオレ5限授業あるんだったんだ──」

「ぇ、せやったか?」

「んじゃっ」

「‥おい、涼‥?」





唖然とする眞野先生。





私もポカンとしてた。





「って‥、あれ‥未玖も係りの仕事?」

「そういう事。じゃあね〜♪」

「えっ、ちょっと未玖‥!?」





行っちゃった‥。





今ここにいるのは‥眞野先生と私の2人だけ。





何か‥緊張するなぁ‥。





「‥‥‥‥‥‥」





何か喋らなきゃ‥。





何か‥。

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