《MUMEI》

「千代子はどこか行きたいとこあるか?」

「‥うーん‥あたしは‥」

あたしは‥。

「いいや、シロが決めて」

「いいのか?」

「うん。シロが決めて」

「じゃあ──‥そうだなぁ‥」

先生は暫く考え込んでから、

「日本一周してみるか!」

そう言った。

‥あたしは、

ポカンとして口を開けてた。

「どうした? 世界一周の方がいいか?」

「ぃゃ‥何で一周にこだわんの‥?」

「だって──その方が色々楽しいだろ?」

「じゃあ夏休みにね」

「世界一周か?」

「千代子はどこか行きたいとこあるか?」

「‥うーん‥あたしは‥」

あたしは‥。

「いいや、シロが決めて」

「いいのか?」

「うん。シロが決めて」

「じゃあ──‥そうだなぁ‥」

先生は暫く考え込んでから、

「日本一周してみるか!」

そう言った。

‥あたしは、

ポカンとして口を開けてた。

「どうした? 世界一周の方がいいか?」

「ぃゃ‥何で一周にこだわんの‥?」

「だって──その方が色々楽しいだろ?」

「じゃあ夏休みにね」

「世界一周か?」

「世界じゃ夏休み中に戻って来れないじゃん」

「なら日本一周でもいいか」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫