|
《MUMEI》 「何か買って来ようか？」 「うん──プリン食べたい」 「了解」 「──ぁ‥待って」 「？」 「日向──自分の分も忘れないでよね」 「俺の分‥？」 「あたし、１人で１個全部食べちゃうから」 「ぇ‥、ぁぁ」 そうか── 前みたいに半分残さなくてもよくなったんだ。 「ひなたぁ、早く行って来てよ」 「ハイっ、只今──」 枕が飛んで来る前に、 病室を出て１階に向かった。 ──売店に向かいながら、 思う。 今日は、 何プリンを買って行ってやろうか──。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |