《MUMEI》

『ぐわっ!!』



投げ縄は、物凄い力でテイラーを地面に引きずり倒した!



『捕まえたぞー!…ウキャキャ!』



猿の狩人達はテイラーを取り囲み、ロープを手繰り寄せる…!



投げ縄が喉に食い込んだ!



(ヤ・メ・ロ…!!)



そう叫んでるつもりでも苦しくて声がでない…!



だんだん視野が暗くなる……!



テイラーは薄れゆく意識のなかで、猿の狩人達に憎悪の視線を投げかけるも――…



やがて走馬灯のように脳裏をよぎる人生の思い出や、森の風景や、嘲笑う猿の顔さえも――…



…失われた意識とともに、闇に覆われた………。



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