《MUMEI》 「ひなたっ、ねぇ日向ってば」 「‥ぇ」 「何で無視するのよ‥」 「ぃゃ‥してない‥」 「じゃあ何で返事してくれないのよ」 「悪い‥ちょっとボーッとしてた‥」 「〜〜〜〜〜〜‥」 那加は、 不満げに言って枕を抱いた。 「日向‥何か変」 「ぇ‥」 ‥変‥? 何が変なんだ‥? 確かに‥ いつもと何か違うような気はするけど‥ でも‥ 自分でも良く分からない。 「那加──」 「‥?」 「何して欲しい?」 「何よいきなり‥」 「何かあれば──」 「別に──何もないけど」 前へ |次へ |
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