《MUMEI》 ◇「はぁ‥、───」 廊下を走って‥人目に付かない屋上に逃げ込んだ。 しゃがみ込んで、顔を膝の上で組んだ両腕に沈めた。 涙が、袖やスカートを濡らす。 もう私は、先生の事しか考えられない。 「あ〜、何かいたし」 「‥ぇ」 いつもグループでいるクラスメイト達‥。 「まぁた泣いてんの?」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「何か言えば?」 「───っ‥」 「お前ら、そこで何しとん」 「‥?」 「あ、眞野っちじゃん」 「卯月に何してんのや」 前へ |次へ |
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