|
《MUMEI》 「だって可愛くないもん」 「まぁ、確かに‥」 俺も‥ 虫は好きって訳じゃない。 「日向──でタンポポ摘んで冠作ってくれたよね」 「ぁぁ──。必死になって四つ葉のクローバー探したり」 「１日中探し回って‥気がついたら夜になってて」 「しょうがないから２人で秘密基地で一晩明かして」 「那加、風の音を怖がって『オバケだ』って言い張ってたよな──」 「あれは全然オバケだったもん」 「ぇ」 「影が動いたの、あたし見たもん」 「───────」 まだオバケだと思い込んでるのか‥。 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |