《MUMEI》 : : 気がつくと加奈子は、病院のベッドの上に横たわっていた。 病室の灯りは落とされている… 暗くて何も見えない… ただ…窓際に人影がぼんやりと佇んでいるのが目にとまった…。 一人ではない安心感が、加奈子を包みこむ…。 こんな時、いつも傍に居てくれる優しい存在を近くに感じた…。 『姉さん…』 加奈子はベッドから気配のする方へ、弱々しく右手を差し伸べた…。 だが… 『…気がついたか…?』 加奈子の呼び掛けに応じたのは、低い男の声だった…。 前へ |次へ |
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