《MUMEI》 「だって、ほんとに下がったか分かんないもん」 「‥確かに‥そうだけど‥」 でも、 まさか、 そんな風に確かめてくるとは思わなかった‥。 「‥!? ひなた赤くなってるッ」 「ぃゃ、これは熱じゃな‥」 全部言い切らない内に、 俺はベッドに強制送還させられた。 ‥そして‥ 那加の見張りによって病室に監禁‥ いや、 隔離‥? とにかく── 俺はこの病室から‥ 出られなくなってしまった。 仕方ないから‥ もう一眠りしようか──‥。 「‥?」 何だか、 視線が物凄く気になるのは‥ 気のせいか‥? 前へ |次へ |
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