《MUMEI》
切なく美しいロマンスに
薄幸の美少女
世界を救う何かに
憧れた。
だってそういう存在になれば皆私を認めてくれる、
私は救われる そう思ったんだ。
でも私は××商事の事務を選んだ。
何処だって、私は私だと知っているから。
私は自分でいっぱいいっぱい。誰か他人のことを心配する暇は生憎持ち合わせない質だ。
助けて、
なんて求めて手を差し延べられたことなんてなかった
いつだって一人で出来たもの。
そうさせたじゃない、
今更地球なんて大それたもの持ち込まれても
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