|
《MUMEI》 「‥手紙か‥？」 「はっ、はい‥」 渡したはいいけど‥何だか不安でしょうがない。 ちゃんと‥読んでもらえるのか。 ちゃんと‥気持ちが伝わるのか。 「ほな、後で読ませてもらうな」 「‥はいっ‥」 受け取って、もらえた。 私の手紙──受け取ってもらえた。 「ありがとうございます‥先生‥、？」 先生の手が、私の肩に乗っている。 「ぇ、先‥」 「おおきに」 「‥先生‥？」 「オレ──ほんまに嬉しいんやで」 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |