《MUMEI》 ‥那加の帽子が行方不明‥。 「そんなに遠くには飛ばされてないはずなんだけどな‥」 帽子‥ 帽子‥。 「あれっ‥」 見つけた──。 ‥けど‥。 「‥高いな‥」 那加の帽子は、 桜の木の枝に引っ掛かっていた。 「──どうするかな‥」 ハシゴを借りて来ないと‥。 「──すいません、あの──ハシゴをお借り出来ますか?」 「ハシゴ‥?」 「那加の‥、ぁ‥ぃゃ──幼なじみの帽子が桜の枝に引っ掛かってしまって‥」 すると、 すぐにハシゴを貸してもらえた。 前へ |次へ |
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