《MUMEI》

即ち兼松は、究極の役「五光」へ、低いリスクで挑戦することが叶うのだ…。



だが〆華は、それでも表情を崩すことはなかった。



『…悔しいなら悔しいなりの顔をしたらどうだ?…』



兼松は、〆華の冷淡な表情に言い掛かりを付けた。



そして、とどめを刺す為に宣言した。



『…"こい"だ…。』



兼松は21文もの大役を流し、究極の役「五光」を射止める道を選んだ。



その時、〆華の表情が僅かに変わった。





無表情から…





微かな笑みへ…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫