《MUMEI》 「〜〜〜‥どれだ‥?」 プリンか、 ヨーグルトか、 ゼリーか‥。 はたまた、 アイスか‥。 「いっそ全部買ってみるか‥?」 どれか一つは当たるだろう。 そう思って、 それぞれをバスケットに放り込んだ。 ──レジ袋を下げて、 那加の所へ戻ってみると。 「何それ──何でそんなに買って来たの?」 「よく分からなかったから‥、一応全種類──」 「どれどれ‥?」 俺が言い終わらない内に、 那加は袋を覗き込んだ。 前へ |次へ |
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