《MUMEI》
「やっと…
水城の事手に入れた、
もう離さねー……」
俺の中で欲望を吐きだした後高杉は、切なそうにそう言った。
抱かれている間に、昨晩の事、俺は少しだけ思いだした。
俺達は店を出て、少し歩いて…
夜空をたしか見上げたりして
何かの瞬間、
いつの間にか抱き合って、キスをしていて、
離れられなくなったんだ……。
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