《MUMEI》 武装していた医師?達を解放した 外に出したんだ 人質にはならないし 俺を消せない… それを伝えさせる為だ… それから小一時間が経った 包囲してる奴等と、睨み合いが続いてる… 女医「病状がよくないわ…直ぐに設備ある病院に連れて行かないと…」 久保田「わかって、おります…しかし…手段がございません…」 女医「……」 水無月「朝になれば、援軍が来ます…」 女医「朝までは……」 女医が腕時計を見て言った… 雅治「美樹を車へ乗せる」 女医に、M16を渡し、美樹を抱き抱え、車へ向かった 水無月「得策ではないわ」「捕われれば、また、同じよ…」 「彼らが用があるのは、貴方…」 「彼女が助かる保証は無いわよ…」 俺は、美樹を、後部座席に乗せた 雅治「あんたらのやり方じゃ、らちがあかん…」 女医さんも、後部座席に乗せた 雅治「おい、柴咲…、いや、水無月だったな…」 「運転しろ」 水無月「……」 雅治「そこの若いの!照明を消せ!」 勝手に指揮した 雅治「奴等が朝までおとなしく待ってる方が、おかしい…仕掛けてくる前に、行動するぞ!」 久保田「一理、ありますな…」 久保田の言葉で、若い奴は、倉庫の照明を落とした 水無月「で、どうするの?」 雅治「扉を開けて、走るだけさ…」 水無月「…聞いた私がバカだったわ…久保田、何か策は…」 その時だった… ガラスが割れる音と共に 若い男が、倒れた… 扉の側に居た、もう1人の若い男も… 久保田「……狙撃されましたね…ナイトビジョンでしょう…」 雅治「扉、打ち破って行け!」 俺の声と同時に、車の側で火花が散った! 久保田「タイヤを狙われてます…防弾になってはいますが…長くは持ちません…」 水無月「行くわよ!!」 車が走り出した、 久保田「扉より、脇の窓の方が、良いでしょう、壁が薄いはずです…」 水無月「わかったわ」 車はタイヤを鳴き響かせ、方向を変えた ドッカァーン!! 凄まじい衝撃だった! が、無事? 脱出は出来た…… 車に、銃弾が浴びせられた… 防弾ガラスのようだが、細かく白くひび割れ、視界が悪い 久保田「真直ぐ、基地から出ましょう」 水無月「わかった…けど…ハンドルが…」 脱出したときか…奴らに撃たれてか… 車は傾き、火花を散らしながら走ってた… 走る?…スピードは20キロぐらいか… 水無月「ダメ!真直ぐ走らない!」 雅治「バックで走れ!」 「前輪が無いんだよ!」 一旦停まった車だったが、バックで走り出した また、銃弾を浴びた… フロントガラスの一部が欠落した 雅治「南無三…」 俺は腕時計を外し、スイッチを押し、欠落したガラスから、外へ投げた! 雅治「目を潰れ!」 パーーー!! 辺り一面が、昼間になる… 発光弾のようなモノだ… 車はフェンスを破り、砂利道に出た… 少し走った所で… エンジンが…息絶えた… 久保田「車を捨てましょう…」 俺は、美樹を抱え出した 久保田「連れて行くのはムリです」 雅治「お前らは勝手に行け!」 「俺は美樹を連れて行く…」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |