《MUMEI》 「ぅゎ──‥」 「これでいいか?」 「うん」 那加は、 満足げに笑った。 「これでいつでも桜見られるよね」 「ぁぁ」 「‥ねぇ──日向」 「どうした?」 「───────」 「那加‥?」 「何でもないもん」 「ぇ、今何か言いかけなかったか‥?」 「言いかけてないもん」 「ハイ‥スイマセン‥」 「‥‥‥ありがと日向」 「‥は‥い‥?」 ありがと=d? 「ねぇ」 「ハイ‥っ」 「聞こえなかったの?」 「ぃぇ、ちゃんと聞こえてました‥」 「もぉ、すぐぼんやりするんだからぁ‥」 前へ |次へ |
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