《MUMEI》
翌日
「なぎー!」


「っ…ん、…はーい……」

時計を見たら、夕方の4時。


「あれ…、」


ガチャ


「まったくもー、あんたいつまで寝てるのよ〜」


「母ちゃん、時間、おかしくない?」


「あんた…いくらなんでも寝すぎよ。ほら、眠気覚ましに買い物行ってきてっ。今日は多目に見てあげるから。明日から修行始まるしね。」


そう言いながら、母さんは下に降りて行った。


「あちゃー…」


昨日部屋に戻ったのは夜8:00。なんとあたしは、次の日の夕方まで爆睡していたのだ。本当、寝すぎにもほどがある。


「うっし、着替えるか」




あたしは、顔を洗ってジャージに着替えて、母ちゃんに頼まれた買い物にでかけた。

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