《MUMEI》

「なによ…?そんなに叫ぶと、あんた死ぬわよ?」

「はぁっ…はぁ…」


私は、自分の腹からナイフを抜いた。

抜いたナイフを自分の右手に握り、楓を睨んだ。


「っ!?どういうつもり!?」

「…楓を…殺す。」


怒りと憎悪が

私を支配した


「あんた、あたしとの約束は!?
あんたには、守る義務があるはずよ!」

「守る相手がいなくなるなら、守る必要は…ない。」


私は

血に染まる道を行く…

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