《MUMEI》

追っ手が来た!

万事休すか…

その時砂利道を、激走してくる車が

追っ手が、引き返して行った…

5台の車達から、何人もの男達が降りてきた

「水無月様、ご無事で」 
水無月「危うかったわ、ありがとう」
 
 
 
………
目が覚めた…

昨晩、水無月の仲間達に救われ、俺は、県北の、ある街に…

しかし、手際がよかったな…

5台の武装した車

安全圏に入ると、2台の車に、武器を積み、一般市民を装い、3台の車で、この施設へ来た

美樹は、治療室に運ばれた…

俺は、軟禁状態に…

暫くして、俺は呼ばれた…朝食だと…

案内され、テーブルに着く
水無月「よく眠れましたか?」

雅治「睡眠は取った」

水無月「食べながら聞いて下さい」

執事が俺のカップに紅茶を注いだ

水無月「新聞と、テレビを見て…」

……

洋館は、ガス爆発…

防弾装備された車に関しては、記事すらない…
 
 
俺が朝食を食べ終えるのを待って、水無月が口を開いた
 
水無月「警察や、消防……報道まで、奴らの手は伸びてます」

雅治「そのようだな…」

水無月「率直に伺います、貴方は、戦うつもりですか?」

雅治「戦わないで住むなら、そうしたいが…」
「そう、出来そうもない」
水無月「巨大な敵ですよ…」

雅治「だから?、何?」

水無月「貴方の覚悟を聞いてから、お話ししたい事があります…」

雅治「降り掛かる火の粉は払う……たとえ、巨大な火柱でも、ほっときはしないな」

水無月「逃げるという選択肢もありますわよ」

水無月が紅茶をすすった

雅治「…逃げ切れる、相手では、なかろう…」

水無月「そうですね…」

水無月の手合図で、久保田が来た

水無月「貴方は、どこまでご存知なのですか?」

雅治「……ほとんど知らないよ…」
「敵の正体も…お前らが何者かも…」

水無月「血判書を、佳祐様から譲り受けただけなのですか?」

雅治「何の血判書かは知っている…が、そこまでムキになって欲しがる意味がわからない」

水無月「わたくし達が、血判書と対になってる、行動計画書を持っています…」
雅治「!…」

水無月「歴史が変わってしまいます…」

雅治「過去の出来事だろ…」

水無月「今も、続いてるとしたら、どうでしょう…」
雅治「…ばかな……」

水無月「昨晩、銃撃戦をした場所は、米軍の施設内です…」

基地と言ってたのは、そういう事か…

雅治「…俺に、招待状を出したのは、誰だい?」

久保田「私です」

久保田「水無月様、お話しされてはいかがですか?」
水無月「ええ、そのつもりです」

……

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