《MUMEI》 「──で、どうだったんだ?」 「謝るて言うとったから──大丈夫やと思う」 「確かめなくていいのか?」 「あんまし疑う事はしたないねん」 「変わんないもんだなぁ」 「お前かてそうやん‥?」 「ま、確かにな──」 「涼は今空いとるん‥?」 「5限まではな」 「そか──」 「ま、取りあえずちゃんと昼飯食って午後に備えとけよな」 「分かっとる」 「じゃ、俺行くな」 「どこへや‥?」 「ちょっとな」 そう言うた涼は、何や嬉しそうやった。 何でかは分からんけど──。 前へ |次へ |
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