《MUMEI》 徐々に正気に戻る美樹… 雅治「もう大丈夫だよ、美樹」 美樹「わたし…どうなってるの…」 女医「…」 雅治「心配ない、心配ないよ…」 頭を抱え、首を振る美樹 美樹「…」 雅治「少し、休みな」 美樹「…うん…」 女医「安定剤と、眠くなる薬を、点滴するわね」 美樹が俺を見た 雅治「俺が、そばにいる、安心して休め」 美樹「うん」 美樹の手を握りしめた… 美樹が寝静まった頃 久保田が来た 久保田「水無月様が、お呼びです」 雅治「わかった」 美樹の手を、布団に入れ、俺は部屋を出た 水無月「美樹さんを、本土の病院へ、搬送します」 雅治「助かる…」 水無月「貴方には、少し付き合って頂きます…よろしいですね」 雅治「…かまわんよ」 女医が呼ばれた 何も、話さない、何も聞かない それを条件に、 女医と一緒に、ヘリで、美樹を、 女医が勤務してる、大学病院へ搬送する事になった しこたま金を積まれたのか、女医はご機嫌だった 夕方、ヘリが来た 庭に、ヘリポートが… 女医と一緒に、美樹をヘリへ 雅治「先生、美樹を頼みます」 女医「わかりました」 辺りに人が居ないのを確認して、女医が言った 女医「早川に伝言あれば、伝えます」 早川!…この女医さんが、早川の言ってた… 雅治「留守を頼むと伝えて下さい」 女医「わかりました」 まだ眠ってる美樹を、そっとヘリに乗せた 俺が、離れると 美樹と女医を乗せたヘリは、ローターの回転を上げ、飛び立って行った… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |