《MUMEI》

「阿呆陽炎!いい夢見てたのに」
車内で篝が不満を言う


「ふざけるな」
助手席から陽炎の声。


「お前がな。
白縫を半分壊した責任を自覚しておけよ。
傷つけたのはどっちだ」
篝は続けた。
「俺か?
お前か?
それとも……」



「止めろ!」
ヒステリックに陽炎は叫ぶ

「……着きました。」
運転手が丁寧に篝の方の扉を開く。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫