《MUMEI》

未玖の協力のお陰もあって、先生のお弁当を作る事が出来た。





「ちゃんと眞野っちに食べてもらわなきゃダメだからね?」

「──うん」





せっかく作ったんだもん。





「未玖」

「何?」

「ありがとう、手伝ってくれて」





途端に、ドンッ、と背中を叩かれた。





「なーに畏まってんの♪」

「未玖‥痛い‥」

「ぁ──ゴメン」





未玖は苦笑しながら、ペロッと舌を出した。





「ぁ‥そだ。昨日萱島先生とすれ違ったんだけどさ──」

「萱島先生‥?」

「ほら、眞野っちと同級生だったっていう‥」

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