《MUMEI》 「ぁ‥」 ──同じだ。 「やった♪」 那加は、 嬉しそうに跳ねた。 「凄いな‥‥‥」 「でしょっ?」 「ぁぁ」 凄い‥。 「よーしっ、もう一回♪」 2回目でも、 見事に那加は同じカードを捲った。 「───────」 俺はただ、 驚くばかりだ。 「那加、凄い‥」 でも、 何でだ‥? 「どうしたのよ日向、何ポカンとしてるの?」 那加は、 不思議そうに俺を見た。 また、 カードを捲りながら。 前へ |次へ |
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