《MUMEI》 ──夜10時を過ぎた頃。 「ふぁ──‥」 那加は、 眠たげに欠伸をした。 「あたし寝るね‥」 「ぁぁ」 「日向は?」 「えっと‥」 「一緒に寝る?」 「───────」 どうして、 何の抵抗もなく言えるんだろう‥。 「一緒に寝よっ♪」 「──蹴るなよ?」 「し‥失礼ねっ、あたしそんなに寝相悪くないんだからっ」 「ゎ‥悪い‥」 でもたまに‥ そういう事あるもんだから、 つい‥。 「早く隣り来て」 「──ハイ‥姫サマ」 こうして隣りに寝てみると、 何だか本当に那加が妹みたいに‥ いや、 今は姉‥? 「‥なぁ那加‥」 「───────」 「那加?」 寝た‥ みたいだな‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |