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《MUMEI》 始まりの終りへこの物語は終わったもの。 だが、けしてこの世界に終りなんてないんだ。 だからまた始まる。 全てが始まりなんだ。 ―――――――――――― 午前0時。 僕は何をしていただろう。 そうだ。 きっと友達と遊んでいたはずだ。 薬やアルコール持ち歩いて、ずっと町中うろついていた。 馬鹿だから。 まだ17のガキだから、薬やアルコールで満足していたんだ。 ただ時間が無限あると勘違いしていた。 そんな終りは始まる。 ―――――――――――― 「亮(りょう)…テメェ何してんだよ!」 誰かが俺の名を呼ぶ。 友達? 知らねーな。 「オマエ…誰だ?」 俺が素直に聞くと 「誰だ、じゃねーだろ!」 あれ?でも本当に思い出せない。 「オマエ…ついに薬でイッちまったのかっ?」 「…あ…」 薬。 あれ? 何でだろう。 体がウズく。 体が欲している。 あれ? 手に血が… 俺は…………… なんで喉をかきむしっているんだ? 前へ |
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