《MUMEI》 「辛いんです‥」 「何が‥や?」 「先生が‥辛そうにしてるのが‥」 「卯月‥?」 「だから‥‥‥」 「──約束は守る」 「どうしてっ‥」 「約束は守らなあかんもんやし‥オレはお前を守りたい」 「‥でも先生はそれで‥」 「心配いらへん」 「──笑ってくれますか‥?」 「お前の為なら、な」 「───────」 卯月は、 やっと安心したみたいやった。 「良かった‥。先生‥笑ってくれて‥。──良かった‥」 啜り泣きながら、 卯月は笑うとった。 前へ |次へ |
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