《MUMEI》 「‥‥‥あの、先生‥」 「?」 「ありがとうございます‥」 「気にせんとき」 「──やっぱり先生って優しいですね」 「お節介やなければええんやけどな──」 「お節介なんかじゃないですよ、全然──」 「そか?」 「はい」 「ほんなら良かった。──ぁ‥ほな、この辺で」 「はい」 卯月は、 しっかりした足取りで教室に向かって行く。 それを見送ってから、 オレは廊下を戻り出した。 「──まだ懲りないか」 「‥萱島‥!?」 「‥‥‥来い。教えてやる」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |