《MUMEI》

「───────」





もし、そうなら──。





って私‥何考えて‥。





「碧依〜、アイス溶けちゃうよ?」

「ぇ、うん‥」





デートなんて、考えた事もなかったけど‥‥‥してみたいな‥。





「? 未玖──どうしたの?」

「碧依、楽しそうだなぁって」

「そう‥?」

「うん、笑ってるし──」

「───────」

「碧依、絶対幸せになれるよ」

「ぇ?」

「眞野っちが幸せにしてくれるから♪」

「ぇ‥!?」





信じられない位、

頬が熱くなった。

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