《MUMEI》

「はぁ‥」





何か疲れた‥。





「‥ぁ、ヤバっ‥」





蜜君に部屋に来るように言われてたんだ‥。





急がなきゃ〜っ。





「えっと‥確か2階だったよね‥」





ほんとに広いなぁ‥

ここ‥。





「蜜君の部屋‥蜜君の部屋‥」





‥あれ‥?





「如何なされましたかな?」

「ゎッ‥!?」





柏木‥

さん‥?





「申し訳ございません、驚かせてしまったようですな──」

「ぃ、ぃぇ‥。‥ぁ、あの‥蜜く‥‥‥蜜様のお部屋を捜してるんですが‥」

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