《MUMEI》 「蜜様のお部屋でございますか?」 「ハイ‥迷っちゃって‥」 「こちらでございます」 「すいません‥」 広過ぎるんだもん‥ この屋敷‥。 ていうかここに住んでるのって‥ 鳳君と蜜君と柏木さんだけ‥? 鳳君は主人って言ってたし‥ 親は‥ いないのかな‥。 「ここでございます、音無様」 「ぁ‥ありがとうございました──」 「お気になさらず」 柏木さんは、 軟らかく笑った。 「では、わたくしはこれで──」 「ぁっ、柏木さん」 「?」 「無理‥しないで下さいね?」 「──有り難うございます」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |