《MUMEI》

「───────」





お皿を洗いながら、

私はぼんやりしてた。





俺様だけど優しい、

鳳君。





可愛いけど小悪魔な、

蜜君。





2人共、

私をドキドキさせる。





‥あれ‥?





私──

何で悩んでるんだろ。





私‥

何で2人にドキドキしてるんだろ。





「‥嘘っ」





私まさか‥

2人の事‥。





「ダ‥‥‥ダメダメダメッ」

「何が駄目なんだよ」

「きゃああッ!?」

「‥バカ、俺だ」

「ぁ‥鳳君ッ!?」





いきなり脅かさないでよ‥。

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