《MUMEI》 「だ‥大丈夫ですよ♪ 私料理は苦手ですけど、これから頑張りますから──。柏木さんは、休んでて下さい」 「──有り難うございます──」 柏木さんは、 やっぱり深々と頭を下げた。 「さてっ──」 パンケーキ作らなきゃ。 「‥おい」 「ひゃッ!?」 「いちいちビビり過ぎだバカ」 「鳳く‥、は‥早くないですか‥?」 「‥目ぇ覚めちまった」 鳳君は自分の席に座ると、 頬杖を突いて私の方を向いた。 「朝飯、何だ」 「パンケーキと目玉焼きとサラダ‥を作ろうかと‥」 前へ |次へ |
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