《MUMEI》 ──4限が終わった途端。 「イバラ君イバラ君っ♪」 「あたし達、これからホールでお昼するんだけど──」 「イバラ君も一緒に行かないっ?」 「‥行かねぇ」 「ぇえ〜っ!?」 「色々ここの事とか教えてあげようと思ってるのにぃ」 「俺はコイツと弁当食うんだよ」 「コイツ?」 「蘭」 「えーッ!?」 「つーかコイツ、俺の親戚だから」 「そうなのっ!?」 「嘘ッ、マジで!?」 「音無さん何で教えてくれなかったの〜?」 「超羨ましいんだけどっ」 「ていうかズルイ〜」 「ぁ‥あの、落ち着いて‥」 てか、 それマジじゃないから‥。 何か‥ ここもある意味修羅場‥? 前へ |次へ |
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