《MUMEI》

──4限が終わった途端。





「イバラ君イバラ君っ♪」

「あたし達、これからホールでお昼するんだけど──」


「イバラ君も一緒に行かないっ?」

「‥行かねぇ」

「ぇえ〜っ!?」

「色々ここの事とか教えてあげようと思ってるのにぃ」

「俺はコイツと弁当食うんだよ」

「コイツ?」

「蘭」

「えーッ!?」

「つーかコイツ、俺の親戚だから」

「そうなのっ!?」

「嘘ッ、マジで!?」

「音無さん何で教えてくれなかったの〜?」

「超羨ましいんだけどっ」

「ていうかズルイ〜」

「ぁ‥あの、落ち着いて‥」





てか、

それマジじゃないから‥。





何か‥

ここもある意味修羅場‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫