《MUMEI》 何千回も…「なんか感じ悪いね向こうのチーム…」 「ね。 ちょっとカッコいいとか思ってたのにガッカリ…」 秀皇大学のプレーに対してのヤマトたちの反応は、 ギャラリーを凍り付かせていた。 しかし、 「何言ってんのよ!!」 美紀は違った。 「今のは明らかにうちの選手たちが悪いでしょ!! ヤマトくんが怒るのも当然だよ!!」 「ヤマトくん…? 急にどうしたの美紀?」 「許せない… あんな卑怯なプレーでケガさせてまで勝ちたいなんて… そんなの… ホントの勝ちじゃない!!」 「ちょ… 美紀…?」 「立ってよ小太郎!! 気合い見せろ!! 男だろ!!」 「ダメだ… 美紀が壊れた…」 … 「ピー!!」 長いタイムアウトが明け、 コートに向かう両チームの選手たち。 … 「猪狩。」 「…なんすか?」 翔太が猪狩に話しかける。 前へ |次へ |
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