《MUMEI》

「おっ帰り〜!」

「ぇ──」





ポカンとする先生の視線の先には、2枚の垂れ幕。





【眞野っち退院おめでとう♪】

【お帰りなさい☆】





「───────」





眞野先生は、その文字を見つめたまま固まっている。






それから、俯いてしまった。





みんなが、ザワザワとし始める。





「((あれ‥眞野っちどしたんだろ‥))」

「((失敗‥かな‥))」

「──心配すんなって♪」

「ぇ?」

「よく見てみろよ、アイツ」

「──ぁ‥」





喜んでる‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫