《MUMEI》 「ずっと独りで頑張ってたんだ──」 「柏木が倒れちまった以上、まともに料理出来るのは俺位だったしな」 「ぁ‥蜜君はまだ小学生だもんね‥」 「つーかアイツはめんどくさがってやんねぇだけだけどな」 「そうなの?」 「つーか柏木の話からだんだん軸それてってねぇか‥?」 「ぁ‥ごめん──」 「‥で──‥柏木が回復してからは、たまに帰りだけ迎えに来てもらってたりして」 「───────」 「考えてみりゃ、もう爺さんなんだし──ガタがきて当然っちゃ当然なんだよな」 「柏木さんの事──慕ってるんだね」 「色々世話になったからな。俺らにとっては──親代りみてぇなもんだし」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |